最近の飲み食いトピック 5月 その2

5月13日
ふとした時に池袋エキナカのパブにぶらりと寄りたくなる。


アサヒのハーフ&ハーフ。

5月14日
飲みにいこうと方々に声をかけていたのだが
みんな働き盛りでリスケジュール。


米山にでも行こうかと思ったが
赤羽の酒場ばかりも面白くないので
東十条を探訪。正直、埼玉屋しか知らないので
リニューアル中で埼玉屋が復活(2010年6月2日らしい)するまでは
全く未開の地に等しい・・・ので困った時の酒場放浪記。
4月末の吉田類の昼呑みの際、イベント外で十年後が楽しみと言わしめたお店
参考togetter
吉田類の昼呑み!喫煙所
http://togetter.com/li/17155


東十条「よりみち」
http://sakaba.box.co.jp/blog/sb.cgi?eid=270


テレビ放映の時は吉田さんは若干元気がなさそうに見えたが
別にそんなことはなかったと言うことだ。


駅についたのが20時30分ごろ。駅前から線路沿いに北上すると
ほどなく外灯もまばらになり薄暗い路地になる。
気をつけながら住宅街をうろつき始めて10分くらい、ようやく到着。

本当に薄暗い道が続いていたのでガラス戸から漏れる光に安堵。
が、テレビで見る以上の趣きある佇まいでとても入りにくそう。
木のくすんだ色が荘厳さを増している。


戸を開けると20時30分ごろの店内は4分の入り。
お店はコの字カウンターでそれぞれ3つのカウンター部分にお客が座っている。
折角なので女将さんの真ん前に陣取らせてもらう。
テレビじゃ映らなかったけどネコがいるのねー。かわゆい。

真ん中に陣取ってしまったが超ど近眼なのを忘れてた。
女将の後ろの黒板のオススメがよく見えない。
かと言ってキョロキョロするのも・・・。
辛うじて酒はビールか日本酒しか多分ないのがわかったので
ビールを注文。このスキにメニューを・・・!
ポテサラはっけーん!ちなみに酒も魚もだいたい400円位。ブッチギリで高いものはないがブッチギリで安いものもない。


ポテサラとビールで晩酌。一息ついてあたりを改めて見直すと
お隣のお客はハードカバーの小説を読みながら日本酒を舐め、
右の辺の二人は顔なじみなのかお互い謙遜しながらワイワイやっている。
左のお客はもう勘定のようだ。
そろそろ次の注文をしよう。日本酒はふぐヒレ酒にもしてくれるらしい。5月でも異常気象の折、夜は冷える。早速注文。
肴は日本酒によく合う、とキャプションの付いた味噌。
ヒレはオーブンで温めて、酒は薬缶にとっくりを入れて温められる。
ほどなく登場。フグは刺身や鍋も良いけどフグはヒレ酒だなあ!
香りがそれだけでヨダレもんだ。
ミソも塩辛さが酒の甘みを引き出して名コラボ。

味噌を舐め、日本酒舐めていると右の辺の盛り上がっていたお客が
いよいよスーツ着ている若輩者の俺にロックオン。
あまりお会いしませんよね?なんて青二才の俺にもなぜか敬語。
初めてです、なんて言うと途端に根掘り葉掘り。
ああ、でもこのカラミを心の中では望んでいたのかもしれない。


二人組かと思っていたらただ酒場で会っただけの常連組だったとか。
暴走しそうな片方を見事なフォローで諌める名コンビ。
さらにただの酔客かと思いきや歴史に造詣が深く、日露戦争の頃の話をし始める。
受験は地理の俺は日本史も世界史もからっきしで、日露戦争なんて映画の二百三高地くらいでしか知らないのだ。

それでも何とか話を合わせていくうちに右の辺のお客の子供と俺の名前が同じということで何故か意気投合。
若者が飲みに来たのがうれしいということでやんややんやでヒレ酒を4杯くらい奢られる。

酒がガンガン入って大騒ぎしだすと隣で本を読んでいたお客も混じってどんちゃん騒ぎ。
この酒場じゃ歴史ネタに返しができないといけねえってんで歴史小説を読んでいたというオチ。
杯を重ねすっかり仲良くなって何故か記念写真が携帯電話に収まっていた。
つーかこの人全身迷彩服じゃん!なにこの人自衛隊?まあいいや。


一見のケツの青い若者にもやさしくしてくれる心温かい常連がいるとても素敵なお店でした。
最初に話しかけてくれた東さん、なんか次の週から入院するとか言ってたな。
そろそろまた様子を見に行きたいな。元気だといいんだけど。

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